ノクトゥア

大学生のための「思考の種」

クルマ所有の現実

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米国のカーシェアリング・サービスは伸び悩んでいる。業界最大手Uberは赤字続き。Car2Goは事業展開中の北米都市の半数から撤退、BMWの子会社ReachNowは米国での営業を終了し、GMが運営するMavenも事業を縮小した。

Uberは自動運転技術は黒字化に欠かせないとして開発を急いでいる。都市部ではドライバーの確保が困難を極めており、自動運転技術こそがゲームチェンジャーになると予想されている。

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日本では、トヨタが高速道路での合流や追い越しができる自動運転レクサスを今秋に発売する。自動運転技術はレベル1~5に分けられる。自動運転レクサスはレベル2だ。限定条件のない完全自動運転のレベル5までの道のりは長い。

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さらにWIREDの記事によれば、米国での自動車保有台数が伸びているという。景気の回復とガソリンの値下がりによって車は以前ほど贅沢品ではなくなった。加えてこれまで車を持たないとされてきたミレニアル世代が結婚し子供を持つ年代に入ってきたことも大きい。「米国内のどんなに交通網の発達した都市に住んでいても、子育て期にクルマをもっていなければ最大級の苦労を強いられることになる」。クルマ所有の終焉を思い描いていた人々にとっては苦い現実だ。

wired.jp

自動運転が確立するまでの辛抱、といえるだろうか。2020年はどんな新技術が現れ進歩するのか、注目したい。