ノクトゥア

大学生のための「思考の種」

アレクサ

『THE UPSIDE 最強のふたり

2011年に公開されたフランス映画『最強のふたり』をハリウッドリメイクした作品。主演は『ブレイキング・バッド』のブライアン・クランストンと『ジュマンジ』のケヴィン・ハート。監督はポール・フェイグサイモン・カーティスらの降板を経て、ニール・バーガーが務めている。

本作は劇場公開に先立って、『人生の動かし方』というタイトルでamazon prime videoで配信されている。というのも、”THE UPSIDE”の製作には、amazonスタジオが噛んでいるのだ。劇中には、ハンディキャップをもつ大富豪フィリップが、amazon製のスマート・スピーカー「アレクサ」でオペラを聴くシーンが繰り返し登場する。プロダクト・マネジメントに抜かりがない。

来春にはamazonオリジナル映画『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』が公開される。配信系映画の劇場公開本数が、2020年はさらに増えると予想される。まだネトフリ映画を排斥している日本の大手シネコンが動きだすのも、そう遅くはないと思っている。